睡眠不足と薄毛の関係。22時〜2時は育毛のゴールデンタイム

厚生労働省のデータによると日本人の5人に1人は睡眠に何らかの障害を抱えていると言われています。睡眠不足になると健康面での様々な悪影響が出ますが、髪の毛にとっても悪影響が大きく、薄毛に悩んでいる方はしっかりと睡眠を摂る習慣を付けることが大切です。

実際に睡眠不足になると髪にどのような影響があるのかについてご紹介したいと思います。

睡眠不足と薄毛の関係

まず、そもそも睡眠にはどのような効果があるのでしょうか。

睡眠にはレム睡眠・ノンレム睡眠がある

睡眠には浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があり、90分毎に交互に繰り返しています。夢を見ているのはレム睡眠時と言われています。

睡眠の健康効果

睡眠時には、成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは細胞の修復や疲労回復に役立つものです。また、肌でいうと皮膚の修復を促します。また、明け方に近づくに連れて、目覚めのホルモンコルチゾールが分泌されていきます。寝不足になると肌に影響がでるのは、成長ホルモンが足りず、肌の細胞が修復が間に合っていない為です。

育毛と睡眠の関係

そんな睡眠ですが、育毛・髪の毛にも大きく関係します。細胞の修復を行う成長ホルモンですが、これは髪の成長はもちろんですが、更に、日中に紫外線などで受けた髪へのダメージの修復も行ってくれます。
成長ホルモンは毛母細胞を活性化させるIGF-1(インスリン様成長因子-1)の分泌を促す働きがあり、これによって毛母細胞が細胞分裂を行い、髪の毛を伸ばします。睡眠時こそ育毛に最も重要な時間なのです。

髪の毛のゴールデンタイムは22時〜午前2時

成長ホルモンの分泌は副交感神経の働きによって促され、最も分泌される時間帯が夜の22時〜午前2時です。つまり、この時間帯が最も髪の毛を修復し、さらに髪の毛を伸ばしやすい時間帯なのです。

ただ、これには説が色々とあるようで、22時〜午前2時という時間帯が絶対に良いとは言い切れないようです。しかし、早寝早起き自体は良いことには違いありません。

寝る前のスマホは交感神経を優位にさせる

寝る前にスマホをいじるという人も多いでしょうが、寝る前にスマホの画面を見続けると眼球を動かす筋肉を疲労させ眼精疲労に繋がります。また、ブルーライトなどの刺激は交感神経を優位にし、副交感神経を弱めます。副交感神経は成長ホルモンを促すものですから、結果的に成長ホルモン分泌の阻害に繋がります。

takuya
私の場合は、流石に22時に寝る事を徹底するのは難しかったので、可能な日は遅くとも12時位までには寝ることを心がけるようにしました。ちなみに育毛対策を行う以前は、午前2時、3時に寝ることなんて当たり前でしたので、体調面でもかなり楽になり、頭が働くようになったので、生産性が上がり仕事も捗るというメリットばかりでした。