ビオカニンAの5αリダクターゼ阻害効果が凄い

キャピキシルは4つのアミノ酸から構成されるアセチルテトラペプチド-3とアカツメクサ(レッドクローバー)という植物のエキスから構成されている育毛成分です。

今回はその中でもアカツメクサに含まれているビオカニンAという成分の効果について掘り下げてご説明したいと思います。

※本記事の情報参照元

ビオカニンAとは?

ビオカニンAはレッドクローバーエキス(抽出物)に含まれるイソフラボンの一種です。

イソフラボンとは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることで注目されており、抗酸化作用や美容効果が有ると一時話題になった成分です。

そんなビオカニンAですが、薄毛に悩む方に非常に心強い効果が有ることが実験によって分かっています。

それが、5αリダクターゼを阻害してくれるという事です。

5αリダクターゼ・・・?

あまり聞き慣れないという方も多いと思います。

AGAの原因となる5αリダクターぜとは

実はこの5αリダクターゼはAGA(男性型脱毛症)と呼ばれる、薄毛の大半の原因を占める脱毛症を引き起こす原因となる酵素です。

5αリダクターゼには1型と2型があります。

この1型5αリダクターゼは全身の皮脂腺にあるのですが、頭部の場合ですと、頭頂部と前頭部に存在します。

もう一方の2型5αリダクターゼは毛乳頭という髪の毛の根元の部分に存在することが分かっています。これも1型と同様に前頭部と頭頂部に存在します。

つまり、1型も2型もつむじはげ・M字はげの部分に有るというわけです。

1型と2型どちらが薄毛に直結し易いかというとやはり、髪の毛の根元の毛乳頭に存在している2型5αリダクターゼが薄毛に影響しやすいと言われています。

AGAを引き起こすDHTが出来るメカニズム

AGAはジヒドロテストステロンというホルモンによって育毛サイクルが乱されることで薄毛になりますが、そのジヒドロテストステロンが生み出される流れはこのようになります。

男性には皆男性ホルモンであるテストステロンを持っています。

そして、5αリダクターゼはこのテストステロンと合成することでジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンになります。

テストステロン+5αリダクターゼ=ジヒドロテストステロン(DHT)

つまり、AGAを防ぐためには5αリダクターゼを防ぐことが非常に重要なのです。

ビオカニンAが1型2型の5αリダクターゼを阻害する

キャピキシルの開発元であるルーカスマイヤーコスメティックはビオカニンAの育毛効果についての実験を行っており、その実験の中でビオカニンAが1型2型どちらの5αリダクターゼも阻害する効果があることが確認されました。

ビオカニンAによる5αリダクターゼ阻害実験

【実験内容】細胞があるプレートにEGCG(※カテキンの一種)とビオカニンAそれぞれを加え1時間待つ。その後、テストステロンに目印を付けて加え3時間末。その後、目印を付けたテストステロンと5αリダクターゼがどれだけ結合しDHTに変換されたかを測定しました。

こちらの図が実験結果です。

こちらの図を見るとEGCGとビオカニンA(BiochaninA)の比較実験ということが分かります。

TYPE1が1型5αリダクターゼで、TYPE2が2型5αリダクターゼです。

この図を見ると一目瞭然ですが、5-α reductase activity(5αリダクターゼ活性)が低下していることが分かります。

1型5αリダクターゼ -64%

2型5αリダクターゼ -93%

このようにルーカスマイヤーコスメティックの実験によって、ビオカニンAの5αリダクターゼ阻害効果が明らかになりました。

育毛界ではキャピキシルの存在が広まったことにより、ビオカニンAの効果の凄さが話題になっています。

ビオカニンAを配合した育毛剤はキャピキシルだけ

そんな話題のビオカニンAですが、このビオカニンAを配合した育毛成分はキャピキシルだけです。

つまり、ビオカニンAの効果を得るためにはキャピキシル配合の育毛剤を使うことが必要です。

私自身もこれを知ったことで、様々な育毛成分が話題になっている中で、キャピキシルを選択したというわけです。